2つ目のWordPressを作る場所は、同じブランド内の別企画ならサブドメイン、読者・目的・運営名が別なら新しい独自ドメインが基本です。
shop.example.com
のようなサブドメインは本体との関係を残せますが、WordPressは別インストール、別データベースとして管理できます。費用だけで決めず、検索者が同じ運営元だと感じてよいかで判断しましょう。
ここではサブディレクトリとの違い、サーバーパネルでの作成順、SSLと公開フォルダ、誤って本体へ上書きしない確認、完成後のログインまでを一つずつ扱います。
サブドメイン・サブディレクトリ・新規ドメインの違い
| 形式 | URL例 | 向くケース | 管理上の注意 |
|---|---|---|---|
| サブドメイン | school.example.com | 同じブランドの別サービス | DNS・SSL・WordPressを別に設定 |
| サブディレクトリ | example.com/school/ | 本体サイトの一部 | 同じWordPressでページを増やす選択もある |
| 新規独自ドメイン | example-school.jp | 運営名・読者・目的が別 | 取得費・更新費・信頼形成を別管理 |
サブドメインは無料で追加できるサーバーが多い一方、独自ドメインの取得費が不要というだけで、運用が自動で一つになるわけではありません。WordPress更新、管理者、プラグイン、問い合わせフォーム、アクセス解析は別々に行います。
サブドメインなら、今のWordPressに新しいカテゴリーが増えるだけだと思っていました。管理画面もデータベースも別にできるなら、意外と独立しているんですね。
住所は親戚でも、家の中は別にできるイメージだよ。
だから本体の投稿が勝手に混ざることはないけれど、更新や不具合の確認も二軒分になるんだね。
費用が増えないことばかり見ていました。二つとも更新を忘れない自信はまだ少しないです…。
そこは正直でいいよ。
管理表にログインURLと更新日を分けて書き、最初は必要最小限のプラグインで始めようか。
サブドメインが向くか5問で判断する
- 新サイトは既存サイトと同じ運営者・ブランドか。
- 既存読者へ自然に紹介できる内容か。
- 別のWordPressとして更新する担当と時間があるか。
- 将来、独立した会社名や屋号へ変える予定はないか。
- サーバー契約のマルチドメイン、サブドメイン、データベース数に余裕があるか。
1と2が「はい」で、3も対応できるならサブドメインが有力です。ブランド自体を売却・譲渡する可能性がある、運営者が違う、読者が全く重ならない場合は新規ドメインの方が分離しやすくなります。
作成前にサーバーで確認する画面
- ドメイン設定:対象の親ドメインが正しいか
-
サブドメイン設定:入力欄へ
schoolなど先頭部分だけを入れるか、完全なホスト名を入れるか - 公開フォルダ:本体と別の空フォルダになっているか
- 無料独自SSL:サブドメインも対象になるか
- データベース:新規WordPress用を追加できるか
- WordPress簡単インストール:インストール先URLとディレクトリが重複していないか
本体:
/example.com/public_html/
教室:
/example.com/school/
またはサーバーが自動指定した専用フォルダ
既存の
wp-admin
があるフォルダを新規インストール先に選ばないでください。
サブドメインへWordPressを入れる手順
- サーバーパネルで親ドメインを選ぶ。
- 「サブドメイン設定」を開き、希望する文字列を入力する。
- 作成後の完全URLと公開フォルダを記録する。
- DNS反映を待ち、サブドメインがサーバーの初期ページを返すか確認する。
-
無料SSLを設定し、
https://で証明書エラーが出ないことを確認する。 - WordPress簡単インストールを開き、対象ドメインに作成したサブドメインを選ぶ。
- サイトURLの末尾へ余計なディレクトリが入っていないか確認する。
- 新しいデータベース、管理者ID、強いパスワードを設定して実行する。
- 完了画面の管理者URLを保存し、新しい管理画面へログインする。
成功状態は、サブドメインの公開URLで新しいサイトが表示され、
/wp-admin/
から新しい管理画面へ入り、本体サイトの投稿一覧が出ないことです。本体URLも別タブで開き、表示が変わっていないことを確認します。
簡単インストールの「サイトURL」に、親ドメインとサブドメインの両方が見えて迷いました。名前が似ているので、本体の方を選んでしまいそうです。
そこで急がないのがいちばんだよ。
実行前に完全URLと公開フォルダをメモと照らし、本体フォルダにwp-adminがあるなら選択を止めよう。
SSLの設定がまだ反映中でも、先にWordPressだけ入れてしまって大丈夫ですか?早く画面を見たくなってしまいます。
少し待とうか。
httpsで開けることを確認してからインストールすれば、後でURLを直す手間や混在を減らせるよ。
作成後に分けて設定するもの
新しいWordPressでは、サイトタイトル、管理者メール、パーマリンク、検索エンジン表示、テーマ、プラグインを別に設定します。Google Search Consoleやアクセス解析も、測定対象のホスト名を確認します。親サイトから自然な紹介リンクを置く一方、同じ文章を両方へコピーしないことも大切です。
メールアドレスは
contact@school.example.com
のように作れるか、サーバーのメール機能を確認します。サブドメインのWeb設定と、親ドメインのメール受信は別のDNSレコードが関係する場合があるため、既存メールを消さないようにします。
サブドメイン運営に向くサーバーを比べる
2サイト目では、サブドメイン数だけでなく、WordPress簡単インストール、データベース、SSL、サイトごとの管理の見やすさが重要です。複数サイトを安定して管理したい人はエックスサーバー、契約時にドメインとWordPressをまとめて用意しやすい構成を重視する人はConoHa WINGを比較できます。
エックスサーバー
サブドメインと複数WordPressを同じサーバーパネルで管理し、運用情報も探しやすくしたい人の候補です。
向いている人: 本体と関連サービスを複数サイトで長く運営したい人
利点: データベースやマルチドメインに余裕を持たせやすい
注意点: サイトが増えるほど更新作業も増えます。サブドメイン追加前に管理担当を決めてください。
料金: スタンダード月額693円〜目安(キャンペーン・契約期間で変動)
エックスサーバーの複数サイト条件を見る
ConoHa WING
WordPressの追加とドメイン管理を一つの画面で進めたい人の比較候補です。
向いている人: ブログと関連サービスを分けつつ、初期設定を分かりやすく進めたい人
利点: WordPressかんたんセットアップと複数サイト運用を検討しやすい
注意点: WINGパックと通常料金、契約期間、独自ドメイン特典の条件を分けて確認してください。
料金: WINGパック月額659円〜目安(キャンペーン・契約期間で変動)
ConoHa WINGの複数サイト条件を見る広告・PRを含みます。料金・提供条件は公式ページで最新情報をご確認ください。
失敗した時は上書きせず戻る
| 状態 | 止める操作 | 確認先 |
|---|---|---|
| 本体と同じ画面が出る | 再インストール | サブドメインの公開フォルダ |
| SSLエラー | URLの強制変更 | SSL発行とDNS反映 |
| 404になる | ファイル移動 | DNS、公開フォルダ、indexファイル |
| 本体投稿が見える | 記事削除 | 選択したURLとデータベース |
検索と将来の移転まで考える
サブドメインは検索エンジンから独立した単位として評価される場面があるため、親ドメインの実績がそのまま全て引き継がれるとは考えません。新サイトにも固有の運営者情報、目的、ナビゲーション、価値ある本文が必要です。親サイトからは「関連サービス」として説明付きでリンクし、新サイトからも運営元へ戻れるリンクを設けます。
将来サブドメインを新しい独自ドメインへ移す可能性があるなら、記事URLの構造を複雑にしすぎず、画像や内部リンクへ絶対URLを大量に直書きしない設計が扱いやすくなります。予約、会員、決済など外部サービスを接続する場合は、許可ドメインやコールバックURLにもサブドメインを登録します。
公開初日に確認する一覧
- 親サイトと新サイトの両方がhttpsで開く
- それぞれのwp-adminが別の投稿一覧を返す
- 新サイトのサイトタイトル・管理者メールが正しい
- 検索エンジン表示の設定が意図どおり
- 親から新サイト、新サイトから運営元へ移動できる
- 問い合わせの送信先が本体サイトと混ざっていない
この六つを満たして初めて「2サイト目が完成した」と判断します。WordPressのインストール完了表示だけで終わらせないでください。
まとめ:同じブランドか、別の事業かで住所を決める
サブドメインは安く増やすためだけの仕組みだと思っていました。同じブランドの教室を、別のWordPressとして丁寧に管理する選択なんですね。
読者との関係から住所を決められたね。
URLだけでなく、公開フォルダと管理画面を分けて確認できれば、本体を守りながら育てられるよ。
インストール先の似た名前は、次も少しどきどきしそうです。実行前に本体のwp-adminがない空フォルダか必ず見ます。
その確認ができれば大丈夫だよ。
迷ったら実行せず、完全URL・公開フォルダ・SSLの三つへ戻れば、取り返しのつかない上書きを防げるからね。
サブドメインは同じブランドの別サービス、新規ドメインは独立した事業、サブディレクトリは本体の一部という基準で考えます。作成時は公開フォルダとSSLを先に確認し、空の場所へWordPressを入れてください。