WordPressの記事を別の投稿者へ変更する時は、対象記事を開き、右上の「設定」から「投稿」タブの「投稿者」を選び、新しいユーザーへ切り替えて「更新」を押します。 投稿者欄が見つからない時は投稿一覧の「クイック編集」を使えます。名前が候補に出ない時は、先に「ユーザー」→「ユーザー一覧」で、その人が同じサイトへ登録され、記事を書ける権限グループになっているか確認します。
この記事では一件の記事を安全に変更する手順と、「投稿者欄がない」「変更したい名前が出ない」「更新できない」を原因別に解決します。複数記事をまとめて変更したい場合は、この記事内の「複数記事の投稿者を一括変更する」手順へ進んでください。
変更前に「誰を投稿者にするか」を確認する
操作を始める前に、WordPress管理画面の「ユーザー」→「ユーザー一覧」を開き、変更先の人が表示されているか確認します。同姓同名がいるサイトでは、表示名だけで決めず、ユーザー名やメールアドレスを管理者に確認してください。
投稿者を変更すると、その記事をテーマの投稿者ページへ集約したり、著者情報を構造化データへ出したりするプラグインにも影響することがあります。誰が執筆責任を持つ記事なのか、単に編集した人へ変えるのかを先に決めます。文章を少し直しただけなら、必ずしも投稿者を編集者へ変える必要はありません。
- 対象記事のタイトルと公開URL
- 変更前の投稿者名
- 変更先のユーザー名またはメールアドレス
- 変更後に確認する公開ページと投稿者一覧
ブロックエディターで投稿者を変更する手順
- WordPress管理画面で「投稿」→「投稿一覧」を開きます。
- 対象記事のタイトルを押し、ブロックエディターを開きます。
- 右上の歯車アイコン「設定」を押します。
- 右サイドバー上部の「投稿」タブを選びます。「ブロック」タブではありません。
- 「投稿者」を開き、変更先のユーザーを選びます。
- 右上の「更新」を押します。確認パネルが出たら、もう一度「更新」を押します。
成功した状態は、編集画面の「投稿者」に新しい名前が表示され、投稿一覧の「投稿者」列も同じ名前になっていることです。テーマが著者名を表示する設計なら、公開ページでも変更後の名前を確認します。
右側に設定欄がない場合は、まず右上の歯車アイコンを押します。編集画面が狭い時や設定サイドバーを閉じている時は、投稿者欄そのものが消えたように見えます。
ずっと本文のブロック設定を探していました。右側に何も出ない時も故障だと思っていたので、歯車を閉じていただけだと分かると少し恥ずかしいです。
見つけにくい場所だから、そこで迷うのは自然だよ。「ブロック」は選んだ文章の設定で、「投稿」は記事全体の設定だね。投稿者は記事全体の情報だから、投稿タブにあるんだ。
投稿者を選んだ瞬間に変わるのではなく、最後に更新が必要なんですね。更新ボタンを見ると本文まで書き換わりそうで、まだ少しだけ緊張します。
その慎重さはいいね。本文へ触れず投稿者だけを選び、更新後に投稿一覧と公開ページを見るところまでを一つの作業にしよう。違っていたら同じ場所で元の投稿者へ戻せるよ。
投稿者欄が見つからない時はクイック編集を使う
編集画面で投稿者欄を見つけられない場合、一件だけなら投稿一覧から変更できます。
- 「投稿」→「投稿一覧」を開きます。
- 対象記事へマウスポインターを合わせ、「クイック編集」を押します。
- 「投稿者」のプルダウンから変更先を選びます。
- 右下の「更新」を押します。
クイック編集は本文を開かず、投稿者・カテゴリー・公開状態など記事情報だけを変更する画面です。ただし、対象記事の行を間違えやすいため、タイトルと現在の投稿者を確認してから開いてください。
変更したい名前が候補に出ない原因
投稿者プルダウンに名前が出ない時は、記事を何度開き直しても直らないことがあります。次の順で確認すると、原因を行き来せずに済みます。
1. その人が同じサイトのユーザーに登録されていない
「ユーザー」→「ユーザー一覧」に変更先の人がいなければ、管理者が「ユーザー」→「新規ユーザーを追加」から登録します。マルチサイトではネットワークにユーザーがいても、対象サイトへ追加されていないことがあります。必ず投稿を変更するサイト側のユーザー一覧を確認します。
2. 権限グループが「購読者」になっている
標準のWordPressには管理者・編集者・投稿者・寄稿者・購読者などの権限グループがあります。購読者は基本的に記事を作成できないため、投稿者候補に出ない場合があります。管理者が実際の担当範囲に合わせて権限を変更します。
名前を候補に出すためだけに全員を管理者へしないでください。自分の記事を公開する人なら「投稿者」、他人の記事も管理する責任者なら「編集者」など、必要最小限にします。権限編集プラグインを使用しているサイトでは標準と動作が違うため、プラグイン設定も確認します。
3. 操作している自分に他人の記事を変更する権限がない
標準設定では「投稿者」は自分の記事を管理できますが、他人の記事を編集する権限はありません。「編集者」または「管理者」であれば、他人の記事を含めて管理できます。投稿者欄がない、更新時に権限エラーになる場合は、操作中の自分の権限を管理者へ確認します。
4. 表示名とユーザー名を取り違えている
投稿者プルダウンや公開ページには、「ユーザー」→「プロフィール」の「ブログ上の表示名」が使われることがあります。探している名前と登録時のユーザー名が違う場合、候補は存在していても気づけません。メールアドレスと照合して正しい人を選びます。
5. プラグインや独自投稿タイプが投稿者欄を制御している
会員サイト、共同編集、権限編集のプラグインや、独自に作られた投稿タイプでは、投稿者欄を非表示にしたり候補を制限したりすることがあります。通常の「投稿」では変更できるのに特定の投稿タイプだけできない場合は、この可能性が高いです。利用中プラグインの公式マニュアルか、サイト制作者へ確認します。
ユーザー一覧には先輩がいるのに、投稿者の候補には名前がありませんでした。何度も記事を開き直そうとしていたけれど、先輩の権限が購読者のままなのかもしれません。
ユーザー一覧まで確かめられたなら、次は権限グループだね。先輩が記事を書く担当なら、管理者に実際の仕事へ合う権限へ直してもらおう。名前を出すためだけに管理者へ上げる必要はないよ。
候補に出したいからと、私が先輩を管理者に変えてしまうところでした。投稿者名を直すだけなのに、サイト全体を触れる権限まで渡したら怖いですね。
そこに気づけたのは大事だよ。先輩の担当範囲を管理者と確認し、必要最小限の権限にするんだ。変更後も名前が出なければ、一度記事一覧へ戻って読み込み直そう。
変更後に確認する4か所
- 編集画面: 「投稿」タブの投稿者が変更先になっている。
- 投稿一覧: 対象記事の「投稿者」列が変更されている。
- 公開ページ: テーマが著者名を表示する場合、新しい表示名になっている。
- 投稿者アーカイブ: 変更先の投稿者ページに対象記事が出る。
公開ページの名前が変わらない場合、テーマが投稿者情報ではなく、本文へ手入力した署名や独自プロフィール欄を表示している可能性があります。編集画面の本文、SEOプラグインの著者設定、プロフィール・著者ボックス用プラグインを順に確認します。
間違えた投稿者へ変更した時の戻し方
同じ記事を開き、「設定」→「投稿」→「投稿者」で変更前のユーザーを選び直し、「更新」を押します。投稿者変更だけなら、本文をリビジョンから戻す必要はありません。
元の人が候補から消えている場合は、その人のユーザーが削除されていないか確認します。ユーザー削除時に記事を別ユーザーへ割り当てていた場合、削除したユーザーを選び直すことはできません。管理者が正しい現役ユーザーへ割り当てます。
複数記事の投稿者を一括変更する
- 「投稿」→「投稿一覧」を開きます。
- 変更する記事の左側へチェックを付けます。
- 上部の一括操作から「編集」を選びます。
- 「適用」を押します。
- 投稿者の選択欄で変更先を選びます。
- 選択中の記事タイトルをもう一度確認します。
- 「更新」を押します。
一括編集は多くの記事を同時に変えるため、カテゴリーや検索で対象を絞ってから行います。ページをまたぐ記事が自動で全部選ばれるとは限りません。変更後は数件だけでなく、対象一覧の先頭・途中・末尾を確認します。
一括変更で注意すること
共同執筆、監修、過去担当者の記事など、記事ごとに役割が違う場合は一括変更に向きません。検索結果へ出た同じキーワードの記事をすべて選ぶ前に、本当に同じ投稿者へ変える根拠があるか確認します。
変更前の記事数、対象条件、変更先、実行日時を運用メモへ残します。間違えた場合に対象を特定しやすくなります。WordPress標準では一括変更を一操作で元へ戻せない場合があるため、慎重に選択します。
表示名を変更したいだけの場合
記事の担当者は同じで、公開名だけを変えたいなら、記事ごとの投稿者変更ではなくユーザープロフィールの「ブログ上の表示名」を見直します。表示名を変えると、そのユーザーに紐づく複数記事へ反映される場合があります。
ログインIDを表示名に使わず、読者へ示す名前を設定します。変更前に影響する記事一覧を確認し、本人と編集方針の同意を取ります。
退職・担当変更時のユーザー処理
ユーザーを削除する際、WordPressはそのユーザーの記事を別ユーザーへ割り当てる選択肢を表示する場合があります。記事を削除する選択を誤ると公開コンテンツへ影響するため、対象記事と引き継ぎ先を事前に確認します。
ログイン停止と記事の表示名変更は別の課題です。過去記事の著者を残すのか、編集部名へ変更するのか、監修表記をどうするのかをサイト方針で決めます。
複数人運営を続ける環境を見直すなら
投稿者変更はWordPress内の機能であり、レンタルサーバーを移せば解決する問題ではありません。一方、記事担当者が増え、WordPressの権限だけでなくサーバー設定・復元・問い合わせの担当も分けたい段階では、運用画面とサポート条件を比較する意味があります。
エックスサーバー
投稿者変更はWordPressの標準機能なので、この記事の操作だけならサーバー契約を変える必要はありません。複数人運営を始め、WordPressとは別にサーバーパネルの操作担当や復元手段も整理したい時の比較候補です。
向いている人: 記事担当とサーバー管理担当を分け、困った時の確認先を明確にしたい人
利点: WordPressのユーザー権限とは分けて、サーバー側の設定・バックアップ・サポートを確認できます。
乗り換え不要の条件: 投稿者を一人変更するだけ、または現在のサーバーで複数人運営に必要な管理ができている場合は乗り換え不要です。
注意点: サーバーを移してもWordPressの投稿者候補や権限は自動では直りません。この記事の「ユーザー」と「権限グループ」の確認が先です。
料金: 契約期間・更新料金・キャンペーンで変わるため、公式申込画面で最新条件を確認してください。
複数人運営のサーバー管理方法を確認する
ConoHa WING
サイトごとに管理情報を見分けながら複数のWordPressを運営したい場合の比較候補です。投稿者変更そのものではなく、複数人で運営を続ける時のサーバー側の管理しやすさを確認する目的で紹介します。
向いている人: 複数サイトのWordPress管理と、記事担当者の役割を混同せず整理したい人
利点: サイト管理画面から対象WordPressを選び、サーバー側の設定とWordPress内のユーザー管理を切り分けて考えられます。
乗り換え不要の条件: 現在の環境で対象サイトを迷わず選べ、復元や問い合わせの手順も共有できているなら変更は不要です。
注意点: サーバーアカウントの共有とWordPressユーザーの追加は別の作業です。一つの管理者IDを全員で共有しないでください。
料金: 料金・更新条件・キャンペーンは変わるため、公式ページで最新条件を確認してください。
サイト別の管理画面と契約条件を確認する広告・PRを含みます。投稿者変更だけならサーバーを変更する必要はありません。
公式情報
- WordPress.org:Page/Post Settings sidebar
- WordPress.org:Posts screen
- WordPress.org:Roles and Capabilities
よくある質問
投稿者を変更すると記事のURLも変わりますか
通常は変わりません。ただし、パーマリンク構造へ投稿者名を含める特殊な設定やプラグインがある場合は確認が必要です。変更前後の公開URLを開いて比較してください。
固定ページの投稿者も変更できますか
固定ページでも投稿者設定を利用できる構成があります。権限やテーマ、プラグインにより投稿者欄が表示されない場合があります。
投稿者を変更すると過去のリビジョンは消えますか
投稿者欄だけを変更しても、通常は本文のリビジョンを削除しません。リビジョンに表示される編集者と、現在の記事投稿者は別の情報です。
公開ページに著者名が出ないのは変更失敗ですか
投稿一覧の投稿者列が変わっていれば、変更自体は保存されています。公開ページへ著者名を表示するかはテーマや著者ブロックの設計によります。
最初は本文を作り直すのかと思っていたけれど、投稿者だけを戻せると分かってほっとしました。候補に名前がない時も、記事を何度も開くのではなくユーザーと権限を見るんですね。
慌てて記事を触り続けず、変更する情報を分けて考えられたのがいいね。投稿一覧と公開ページまで見れば、保存できたかも読者にどう見えるかも確かめられるよ。
次に複数の記事を頼まれたら、一件ずつ直し始めてしまいそうです。人数が増えた時の権限も、名前を出すためだけに強くしないよう気をつけたいです。
一件なら投稿設定かクイック編集、複数なら一括編集と分ければ大丈夫だよ。権限は実際の仕事に必要な分だけにして、変更後の表示を二人で確かめよう。
まとめ
一件の記事の投稿者を変える時は、編集画面の「設定」→「投稿」→「投稿者」で変更先を選び、「更新」を押します。投稿者欄が見つからなければ投稿一覧の「クイック編集」を使います。
変更先の名前が出ない場合は、同じサイトへのユーザー登録、権限グループ、自分が他人の記事を編集できる権限、表示名、権限系プラグインの順で確認します。変更後は編集画面だけで終えず、投稿一覧・公開ページ・投稿者アーカイブまで確認してください。