他社で取得した独自ドメインは、管理会社を移さなくても新しいレンタルサーバーで使えます。 先にサーバー側へドメインを追加してWordPressを設置し、最後にドメイン管理会社でネームサーバーまたはDNSレコードを変更します。ドメイン移管は必須ではありません。
ただし、現在そのドメインでメールや別サイトを使っている場合、ネームサーバーを丸ごと変更すると同時に接続先が変わります。この記事では「新規ドメインで初めてサイトを作る場合」と「利用中ドメインを接続し直す場合」を分け、初心者が安全に完了できる順番を説明します。
最初に「移管」と「接続」を区別する
| 操作 | 変わるもの | 今回必要か |
|---|---|---|
| ドメイン移管 | 更新料金を払う管理会社 | 必須ではない |
| ネームサーバー変更 | DNS全体を管理する場所 | 簡単に一括設定する時 |
| DNSレコード変更 | Webやメール個別の接続先 | 既存メールを残す時など |
| サーバーへドメイン追加 | 新サーバーが受け付ける名前 | 最初に必要 |
移管をしなくても、ドメインの管理画面で接続先を変更できます。更新は今のドメイン会社へ払い、Webサイトは新サーバーで動かす形です。管理を一社へまとめたい時だけ、サイト公開後に移管条件と更新期限を確認します。
新しく取ったばかりでメールもサイトも未使用なら、サーバー会社指定のネームサーバーへ変更する方法が分かりやすいです。すでに
info@example.com
を使っている、外部メールサービスのMXレコードがある、旧サイトを公開中なら、DNSレコードを一つずつ引き継ぐ必要があります。
ドメインを別会社へお引っ越しさせる作業だと思い込んでいました。置き場所は今のままで、行き先だけサーバーへ向けられるなら少し気が楽です。
その受け止め方でいいよ。今回は移管コードを取ったり、更新会社を変えたりしないんだ。接続が済んでから管理をまとめるか考えれば十分だね。
ほっとしたのに、メールがある場合は話が違うと聞いてまた少し緊張しました。私は未使用ですが、あとでメールを作る予定なら今のうちに何を選べばいいですか?
まだ何も使っていないなら、ネームサーバーを新しいサーバーへまとめるのが素直だよ。メールもそのサーバーで作るなら、公開後に同じ管理画面から追加できるね。
作業前に二つの管理画面を開く
- ドメインを買った会社の管理画面へログインする
- 対象ドメインの「ネームサーバー設定」または「DNS設定」を開く
- 新しいレンタルサーバーの契約管理画面を別タブで開く
- サーバー名、初期ドメイン、指定ネームサーバーをメモする
- 現在のDNSレコードを画面保存または書き出しで残す
変更前のDNSには、A、AAAA、CNAME、MX、TXTなどが並びます。未使用ドメインでも、ドメイン会社の案内ページへ転送する初期レコードが入ることがあります。戻す時に同じ値を入力できるよう、ホスト名・種別・値・優先度をまとめて残します。
新しいサーバー側を先に準備する
サーバー管理画面で「独自ドメイン設定」「ドメイン追加」「サイト管理」などを開き、取得済みのドメインを入力します。入力例は
example.com
で、
https://
、末尾のスラッシュ、
www
は通常入れません。確認画面に表示された綴りを、ドメイン管理画面と一字ずつ照合します。
追加後、「未認証」「DNS未設定」と表示されても、まだDNSを変えていない段階なら異常とは限りません。続けてWordPress簡単インストールを開き、サイトURL、サイト名、ユーザー名、管理メールを入力します。URL欄で独自ドメインを選べない時は、ドメイン追加が完了していないので前画面へ戻ります。
WordPressを先に確認する方法
サーバー会社が動作確認URLやhosts確認機能を提供している場合は、DNS変更前に仮表示できます。提供されていない場合は、サーバー側のインストール完了表示、設置先ディレクトリ、データベース作成を確認し、DNS反映後に公開URLを開きます。ブラウザへ危険な証明書警告が出た状態でログイン情報を送らず、SSL発行完了を待ちます。
ドメイン追加の欄へ、いつもの癖で「https://」まで貼り付けそうになりました。入力後に未認証と赤く出たら、失敗したと思って削除してしまいそうです。
入力欄にはドメイン名だけを入れよう。DNS変更前の未認証表示なら、設定を消さずに次の案内を読むんだ。削除すると受け皿までなくなるからね。
あぶないところでした。WordPressのURL一覧に独自ドメインが出なかったら、適当な初期ドメインへ入れて後で直すより、前へ戻る方がいいんですね。
そうだよ。公開したいURLを選べる状態までドメイン追加を確認しよう。間違えた設定は削除せず、正しいドメインを追加し直してから不要な方を整理すれば安全だね。
最後にネームサーバーを変更する
新規・未使用ドメインなら、ドメイン会社の「ネームサーバー変更」で、契約したサーバー会社が指定する値を入力します。ロリポップ公式では他社管理ドメインを利用でき、ネームサーバーとして
uns01.lolipop.jp
と
uns02.lolipop.jp
を案内しています。値は手入力せず、契約中サービスの公式画面からコピーしてください。
- 対象ドメインにチェックを入れる
- 「他社ネームサーバーを使用」などを選ぶ
- 指定値を上から順に入力する
- 確認画面で対象ドメインと値を照合する
- 確定し、受付時刻をメモする
設定の反映中は、端末や回線によって旧ページ、新ページ、エラーが混在します。ロリポップ公式案内では、ネームサーバー変更後の反映に最大72時間かかる場合があります。連続して値を変えず、設定画面の保存内容、新サーバーのドメイン認証、公開URLを時間をおいて確認します。
既存メールがある時はネームサーバーを丸ごと変えない
Google Workspace、Microsoft 365、旧サーバーのメールを使っている場合は、MX、TXT、DKIM、SPFなどを維持する必要があります。新サーバーへWebだけ向けるなら、現在DNSを管理する場所でWeb用AレコードやCNAMEだけを変更する設計があります。必要な値は新旧サービスの公式手順へ照合し、メール送受信テスト前に旧契約を解約しません。
判断できない時は、サポートへ「他社管理の example.com をWebサイトだけ新サーバーへ接続したい。メールは現在の○○を継続する。変更するレコードと残すレコードを教えてほしい」と伝えます。現在のDNS一覧を添え、パスワードや認証コードは送らないでください。
反映後の成功状態を確認する
-
https://example.comで新しいWordPressが開く -
https://example.com/wp-admin/へログインできる - アドレスバーに証明書警告がない
- サーバー管理画面のドメイン認証・SSLが完了表示になる
- 既存メールがある場合は外部宛て送信と返信受信ができる
旧ページが出る端末だけがある場合は、別回線やシークレットウィンドウでも確認し、DNS反映を待ちます。全端末で「サーバーが見つかりません」なら、ネームサーバーの綴りと対象ドメインを再確認します。戻す必要がある時は、変更前に保存したネームサーバーまたはDNSレコードへ戻し、再び反映を待ちます。
症状から確認場所を決める
| 見えている症状 | 最初に見る場所 | 次の判断 |
|---|---|---|
| ドメイン会社の案内ページが出る | ネームサーバー保存値 | 旧DNSまたは初期DNSを見ている可能性 |
| サーバー初期ページが出る | ドメインの公開フォルダー | WordPressの設置先と同じか照合 |
| 「接続はプライベートではありません」 | 無料SSLの発行状態 | 完了までログイン情報を入力しない |
| サイトは出るがメールだけ届かない | MX・TXT・DKIM | 旧メール用レコードを失っていないか確認 |
| wwwだけ表示されない | www用CNAMEとサーバー設定 | 有無を両側でそろえる |
反映待ちと設定ミスを見分けるには、保存済みの値が正しいことを先に確認します。正しい値を保存してから時間が短く、端末ごとに表示が違うなら待つ余地があります。値が一字違う、対象ドメインを取り違えた、サーバー側にドメインがない場合は、待つだけでは直りません。
よくある質問
ドメイン会社を解約してもドメインは使えますか?
使えません。サーバーへ接続していても、ドメイン自体の更新契約は管理会社に残ります。更新期限と自動更新を確認し、不要なオプションだけを区別してください。
DNS変更前にWordPressへ記事を書けますか?
動作確認URLや一時URLを提供するサービスなら可能な場合があります。提供がない場合は、サーバー側の設置完了まで行い、独自ドメインでのログインは反映とSSL完了後にします。初期ドメインで本番記事を書き始めるとURL修正が増えるため、設置先を確認してください。
ネームサーバーは上から何個入れますか?
契約中のサーバーが公式に指定する個数をすべて入力します。別会社の値を混在させず、古い値が余っている時は、確認画面で新しい指定値だけになったかを見ます。
他社ドメインを設定しやすい候補
今回は「ドメインを買い直さず、サーバーだけ選ぶ」ことが目的なので、他社管理ドメインの設定手順が公式に確認できる2社を比較します。すでに満足しているサーバーがあり、他社ドメイン追加とDNS案内が確認できる人は、新規契約する必要はありません。
ロリポップ!
向いている人: 他社ドメインのネームサーバー値を公式マニュアルで確認して進めたい初心者
利点: 独自ドメイン設定と指定ネームサーバーの案内が明確です。
注意点: 反映待ち中に値を変え続けず、既存メールがある人は一括変更前に相談してください。
料金: プラン・契約期間・キャンペーンで変わるため、申込画面で初回総額と更新額をご確認ください。
ロリポップの独自ドメイン対応を見る
ConoHa WING
向いている人: 取得済みドメインを追加し、サイト管理とWordPress設定を一つの画面で進めたい人
利点: ドメイン追加後にサイト管理からWordPressを設定できます。
注意点: 初期ドメインと独自ドメインを取り違えず、DNSを変える前に設置先を確認してください。
料金: 契約期間・料金タイプ・キャンペーンで変わるため、公式申込画面で最新条件をご確認ください。
ConoHa WINGのドメイン機能を見る広告・PRを含みます。料金、DNS値、反映時間は各社公式ページで最新情報をご確認ください。
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ドメイン管理会社も移したい人は ドメイン移管前のメール・DNS確認 へ進んでください。無料ドメイン特典との違いは 永久無料ドメインの条件 、簡単インストールとの関係は 簡単インストールとクイックスタートの違い 、契約からログインまで一括で進める場合は エックスサーバーでWordPressへログインする手順 を確認できます。
別のお店で買ったドメインでも、買い直さずに使えると分かってうれしいです。最初は移管まで一気にやるものだと思って、ずいぶん大きな作業に見えていました。
接続と移管を分けられたのがよかったね。サーバーの受け皿を作ってから行き先を変える順番なら、迷う場所も少なくなるよ。
ネームサーバーを保存した直後に表示されなくても、慌てて何度も書き換えないようにしたいです。メールを使い始めた後の変更は、まだ一人だと怖いのでサポートへ相談します。
その慎重さで大丈夫だよ。未使用なら指定値を正確に、利用中なら残すDNSを先に確認する。この境目だけ忘れなければ安心して進められるね。
まとめ
他社取得の独自ドメインは、移管せず新しいサーバーへ接続できます。サーバーへドメインを追加し、WordPressの設置先を確認してから、ドメイン管理会社でネームサーバーまたは必要なDNSレコードを変更してください。新規ドメインは一括変更、既存メールがあるドメインは個別DNSの維持を検討し、公開URL・管理画面・SSL・メールの成功状態まで確認します。