WordPressのPHPエラー表示を消す前に確認することは、画面表示を止めるだけで原因調査を終わらせないことです。PHPエラーが公開画面に出ている状態は、読者に不安を与えるだけでなく、サーバー内のファイルパスやプラグイン名が見えるリスクがあります。
ただし、エラー文を非表示にしただけでは、プラグイン競合、テーマの不具合、PHPバージョン不一致、メモリ不足などの原因は残ります。公開画面では隠し、ログでは確認できる状態にしてから調査します。
最初の結論:PHPエラーは「隠す」と「直す」を分ける
PHPエラーが公開画面に出ている場合、最初にやることは読者から見えないようにすることです。ただし、非表示にしただけでは解決ではありません。エラーの原因は、プラグイン競合、テーマの古いコード、PHPバージョン不一致、メモリ不足、関数名の誤りなどとして残っています。
公開画面では隠し、ログで原因を追う。この分け方が安全です。WordPress公式のデバッグ資料でも、画面表示を制御する
WP_DEBUG_DISPLAY
と、ログ保存に使う
WP_DEBUG_LOG
は分けて扱われています。
エラー文で最初に見る言葉
| 表示 | 意味の目安 | 見る場所 |
|---|---|---|
| Fatal error | 処理が止まる重大なエラー | 直前に更新したプラグインやテーマ |
| Parse error | PHPの書き方のエラー | 編集したファイル |
| Allowed memory size | メモリ不足 | 重いプラグインや画像処理 |
| Deprecated | 古い書き方への警告 | 古いテーマやプラグイン |
| undefined function | 関数が見つからない | 停止中プラグインや互換性 |
公開画面から消す前の注意点
エラー文にはサーバー内のパスやプラグイン名が含まれることがあります。そのままスクリーンショットをSNSや公開フォーラムに貼るのは避けます。相談するときは、ドメイン、ユーザー名、サーバーパス、秘密情報を伏せてから共有してください。
非表示にした後の復旧手順
- 公開画面でエラーが見えない状態にする
- ログでエラー発生時刻と対象ファイルを見る
- 直前に更新したプラグイン・テーマ・PHPバージョンを確認する
- ステージングやバックアップで再現確認する
- 原因の更新、停止、差し替えを行う
- 最後にログが増え続けていないか見る
エラー表示で分かること
| 表示される言葉 | 疑う原因 | 次に見る場所 |
|---|---|---|
| Fatal error | 処理が止まる重大なエラー | 直前に更新したプラグイン、テーマ、PHPバージョン |
| Parse error | コード記述の問題 | 編集したPHPファイル、functions.php |
| Warning / Notice | 軽微または互換性の警告 | プラグインやテーマの更新状況 |
| Allowed memory size | PHPメモリ不足 | サーバー設定、重いプラグイン、画像処理 |
| Deprecated | 古い書き方の警告 | PHPバージョン変更後の互換性 |
公開画面から消す前の安全手順
- エラー文をスクリーンショットまたはテキストで控える
- エラー発生時刻を控える
- 直前に更新・追加・編集したものを整理する
- 本番では画面表示を止め、ログ記録へ切り替える
- ログで同じ時刻のエラーを確認する
- 原因候補を1つずつ戻す
エラー文には原因に近い情報が含まれます。焦って消す前に、プラグイン名、テーマ名、ファイル名、行番号を控えてください。特に `wp-content/plugins/` や `wp-content/themes/` の後ろにあるフォルダ名は、原因候補を絞る手がかりになります。
英語のエラーって、見た瞬間に閉じたくなります…。
分かる。
でも全部読まなくていいから、プラグイン名と行番号だけ拾おう。
そこだけなら見られそうです。
怖い文章じゃなくて、手がかりだと思えばいいんですね。
そうそう。
エラーは怒られている文じゃなくて、場所を教えてくれるメモだよ。
非表示にした後も確認すること
画面からエラーが消えても、管理画面、投稿保存、問い合わせフォーム、予約投稿、画像アップロードなどが正常に動くか確認します。表では見えない裏側の処理が止まっていることもあります。PHPバージョン変更後にDeprecatedやFatal errorが増えた場合は、プラグインやテーマの対応状況を確認します。
よくある質問
PHPエラーを非表示にすれば解決ですか?
解決ではありません。公開画面から隠すことと、原因を直すことは別です。
エラー文をそのまま公開フォーラムに貼ってもいいですか?
ドメイン、ユーザー名、絶対パスなどが含まれる場合があります。個人情報やサーバーパスを伏せて相談します。
一番多い原因は何ですか?
直前のプラグイン更新、テーマ編集、PHPバージョン変更、メモリ不足がよくある原因です。
PHPエラーは隠してからログで直す
公開画面へエラーを出さない設定にしたうえで、エラー文、時刻、原因候補をログで確認してください。消すだけでなく、再発しない状態まで見ることが大切です。