WordPressを公開できました。CodexへURLを送ったのですが、「作業フォルダが必要」と言われました。公開ページが見えているのに、なぜ編集できないんですか?
公開URLは読者が見る完成画面だよ。実際の文章やデザインは、サーバー上のファイルとデータベースに分かれている。URLを見るだけでは変更元を安全に編集できないんだ。
では、サーバーのpublic_htmlをCodexで直接開けば早いですか?
最初から本番へ直結すると、保存した瞬間に公開表示が変わることがある。まず対象を確認し、パソコンへコピーを取り、Codexにはそのコピーを読んでもらおう。
公開URLをCodexへ伝えることと、WordPressのファイルをCodexが編集できることは別です。 サーバー上の対象を確認し、バックアップを取り、必要なファイルをパソコンの作業フォルダへコピーしてから開きます。
この記事ではファイルマネージャー、FTPS・SFTP、SSH、Gitの違いを整理し、完全初心者が「本番を直接壊さず、Codexが変更元を読める状態」へ進みます。まだWordPress自体がない場合は サーバー・ドメイン・WordPress・SSLの完全手順 から始めてください。
公開サイトはファイルとデータベースでできている
| 保存場所 | 主な内容 | 例 |
|---|---|---|
| ファイル | テーマ、プラグイン、画像、WordPress本体 | wp-content、wp-admin、wp-includes |
| データベース | 記事本文、設定、ユーザー、メニュー | 投稿、固定ページ、サイトURL |
| サーバー設定 | PHP、SSL、転送、アクセス制限 | PHPバージョン、.htaccess |
ファイルだけをコピーしても、記事本文や設定が揃わない場合があります。反対に、データベースだけではテーマや画像を再現できません。最初の目的が「テーマのCSSを調査」ならファイル中心、「記事本文や設定を変更」なら、まずWordPress管理画面から行います。完全初心者はデータベースを直接編集せず、必要な範囲を分けてください。
最初に選ぶ四つの接続方法
| 方法 | できること | 初心者への注意 |
|---|---|---|
| ファイルマネージャー | ブラウザでダウンロード・アップロード | 少数ファイル向け。直接編集は本番へ即反映する場合がある |
| FTPS・SFTP | 転送ソフトでサーバーとPC間を移動 | 名前が似るが仕組みは別。提供元の対応方式を確認 |
| SSH | サーバーへログインしコマンド操作 | 強力で誤削除の影響も大きい。完全初心者の初手にしない |
| Git | 変更履歴、差分、復元点を管理 | Gitだけでは本番へ転送されない |
エックスサーバー公式では、FTP over SSL(FTPS)、ファイルマネージャー、公開鍵認証のSSHが案内されています。SFTP対応はサービスごとに確認が必要です。「FTPと書いてあるからSFTPでも同じ設定」と推測しないでください。
FTP、FTPS、SFTPは全部同じものの呼び方だと思っていました。
似ているけれど接続方式が違うよ。ホスト名、ポート、暗号化方式は、サーバー会社の公式設定をそのまま確認しよう。
Gitを使えば、自動でWordPressへ公開されますか?
Gitは変更履歴を管理する仕組み。サーバー側で取得する仕組みや、別の配備手順がなければ、本番は変わらないよ。
初心者は本番コピーをパソコンへ取得する
最初の目標は、Codexから本番へ書き込める状態ではありません。対象サイトのコピーをパソコンへ取得し、どのテーマやプラグインが使われているか読み取れる状態です。
- 公開URLと対象ドメインを確認する。
- 変更前のファイルとDBバックアップを確保する。
- サーバー上のWordPress設置先を確認する。
- 対象サイトだけをパソコンの新しいフォルダへダウンロードする。
- ファイル数・容量・主要フォルダを照合する。
- 秘密値を会話へ出さず、除外方針を決める。
- Codexでそのローカルフォルダを開く。
- 最初は変更せず、構造と変更候補だけ報告させる。
public_htmlを見つけてもすぐ全部触らない
エックスサーバー公式では、対象ドメインのサイトデータは
対象ドメイン名/public_html
以下に置く案内です。ただし、WordPressを
/wp
へ設置した場合など、実際の設置先は異なります。
サーバー上で対象WordPressの場所を確認してください。
公開URL:【https://example.com/】
候補パス:【例 /home/サーバーID/example.com/public_html/】
まだ削除・移動・上書き・アップロードは行わないでください。
候補内に wp-admin、wp-content、wp-includes、wp-config.php があるか確認し、公開URLとの対応根拠を報告してください。
同名フォルダが複数ある場合は一つに決めず停止してください。
mail、ssl、log、別ドメインなど対象外の初期フォルダは操作しないでください。
public_html
、
mail
などサーバーが用意した重要フォルダを改名・削除しません。接続先をサーバーアカウント全体にせず、対象ドメインや必要な公開フォルダへ絞れるか確認します。
同じドメイン名のバックアップフォルダとpublic_htmlがありました。新しい日付の方を使えばいいですか?
日付だけでは決めないよ。公開URL、WordPressの設定、実ファイルの内容を照合し、現在配信されている場所を確認しよう。
サーバーIDの一番上から、mailやlogも全部ダウンロードした方が安全ですか?
メールやログは別のデータで、個人情報も含み得る。WordPressサイトに必要な対象だけへ範囲を絞ろう。
FTPS・SFTPでは接続情報を会話へ貼らない
接続ソフトにはホスト名、ユーザー名、パスワードまたは鍵、ポート、暗号化方式を設定します。これらを記事本文やCodexとの会話へまとめて貼らず、本人が接続ソフトの安全な設定画面へ入力します。
| 項目 | 扱い | 確認元 |
|---|---|---|
| ホスト名 | 公式のFTP/SSH情報を使用 | サーバーパネル |
| ユーザー名 | 必要最小範囲のアカウント | FTPアカウント設定等 |
| パスワード・秘密鍵 | 会話・ログ・記事へ出さない | 本人が安全に保管 |
| ポート | 方式ごとの公式値 | 公式マニュアル |
| 接続先 | 対象ドメインへ限定 | 設置先と公開URLの照合 |
エックスサーバーでは追加FTPアカウントの接続先を対象ドメインや
public_html
へ指定できる公式案内があります。ただし、指定範囲とFTP制限設定の組合せには注意事項があるため、制限が必ず強くなるとは断定せず公式説明を確認してください。
エックスサーバーなら最初はFTPSでPCへコピーする
完全初心者は、公式対応のFTPSを使い、本番ファイルをサーバーからパソコンへコピーすると流れを追いやすくなります。ここではアップロードや削除を行いません。
- サーバーパネルのFTP情報でホスト名とユーザー名を確認する。
- FileZillaなどの転送ソフトでFTP over TLS(FTPS)を選ぶ。
- ポートは公式値の21を設定する。
- 本人がパスワードを転送ソフトへ入力し、会話へ貼らない。
-
サーバー側で対象ドメインの
public_htmlを確認する。 - パソコン側に新しい保存先フォルダを作る。
- 最初はサーバーからPC方向だけでコピーし、アップロード・削除・同期を使わない。
- 完了後に主要フォルダ、ファイル数、転送エラーを確認する。
転送ソフトの「同期」は、向きを間違えるとPC側の空フォルダを基準に本番ファイルを削除する危険があります。初回は同期を使わず、ダウンロード方向を一件ずつ確認してください。
SSHは速いが最初の転送方法にはしない
SSHではサーバー上でコマンドを実行できます。多数ファイルの圧縮、差分確認、Git操作などに向きますが、誤った削除や移動も即座に本番へ影響します。
エックスサーバーでは、SSHを利用するにはサーバーパネルでSSHをONにし、公開鍵認証を使います。パスワード認証には対応せず、接続ポートは10022です。完全初心者は必要になるまでSSHを使わず、まずファイルマネージャーやFTPSでコピーを取得する方が操作結果を確認しやすいでしょう。
SSHは読み取り確認から開始してください。
許可すること:現在位置、対象パス、ファイル一覧、容量の確認。
禁止すること:削除、移動、上書き、権限変更、DB更新、圧縮元の削除、本番Git操作。
秘密鍵、パスフレーズ、接続情報を会話やログへ表示しないでください。
対象WordPressを一意に確認できなければコマンドを実行せず停止してください。
完全初心者は、サーバーのファイルマネージャーまたは公式対応の転送ソフトでコピーを取得する方が、操作結果を目で確認しやすい場合があります。
SSHなら一行で全部コピーできると聞いて、簡単そうだと思いました。間違えた時の影響も一行で大きいんですね。
そう。場所と対象を理解するまでは、一覧を見ながらコピーする方が確認しやすい。SSHは必要になってから学べばいいよ。
秘密鍵をWordPressの作業フォルダへ置けば、Codexから接続しやすいですか?
置かないでね。作業フォルダやGitへ入ると、誤って共有する危険がある。鍵は専用の安全な場所で本人が管理しよう。
Gitへ入れるもの・入れないもの
Gitを使うと、いつ、どのファイルを、どのように変えたか比較できます。ただしWordPress全体を何も考えず登録すると、秘密情報、巨大な画像、キャッシュ、更新生成物まで履歴へ入ることがあります。
| 候補 | 基本方針 | 理由 |
|---|---|---|
| 自作子テーマ | 登録候補 | 変更差分を管理しやすい |
| 自作プラグイン | 登録候補 | コードと版を管理できる |
| wp-config.php | 秘密値を含むため原則除外 | DB認証情報等がある |
| uploads | 別バックアップを検討 | 容量が大きく履歴管理に不向き |
| cache・backup | 除外候補 | 再生成物や巨大ファイル |
| WordPress本体 | 目的に応じて判断 | 公式配布物と自作差分を分ける |
.gitignore
へ書けば、すでに登録済みの秘密情報が自動で履歴から消えるわけではありません。最初の登録前に対象一覧を確認します。
ローカル作業フォルダを作る
サーバーから取得したコピーは、ダウンロードフォルダのまま開かず、サイト名と用途が分かる専用フォルダへ移します。本番コピー、変更用、バックアップを同じ名前で混ぜません。
本番から取得した完全バックアップには、
wp-config.php
など秘密値を含むファイルが入る場合があります。完全バックアップはCodexの作業フォルダ外に保管してください。Codexへ開く
work
には、今回必要なテーマや自作プラグインだけをコピーし、
wp-config.php
、DBダンプ、秘密鍵、バックアップファイルを含めません。
安全なバックアップ保管場所/
└─ full-site-backup/ Codexでは開かない完全コピー
wordpress-project/
├─ README.md サイト目的と入口
├─ PROJECT_RULE.md 禁止事項と確認境界
├─ CURRENT_STATUS.md 公開済み・未実施
├─ work/ 必要なテーマ等だけを置く
└─ notes/ 公開URLと検査記録
workには wp-config.php、DBダンプ、秘密鍵、バックアップを置かないでください。
Codexへ最初に頼むのは変更ではなく構造確認
このフォルダは、公開中WordPressから取得した作業用コピーです。
公開URL:【URL】
今回の目的:【例 トップページの子テーマを調査する】
対象候補:【work/wp-content/themes/子テーマ名】
対象外:作業フォルダ外の完全バックアップ、wp-config.php、DBダンプ、uploads、backup、cache、別サイト。
まだファイル変更・削除・サーバー接続・アップロード・公開をしないでください。
フォルダ構成、使用中テーマの根拠、変更候補、依存するCSS・画像、確認方法を報告してください。
秘密値を会話・ログ・報告へ表示、転載、保存、外部送信しないでください。
対象を一意に決められない場合は推測せず質問してください。
本番から対象サイトをダウンロードし、変更前コピーと作業用を分けました。Codexには作業用フォルダだけを開きます。
いいね。本番へつながった状態ではなく、戻せるコピーから始められる。最初は使用中テーマの確認だけ頼もう。
作業用ファイルを直したら、もう公開ページも変わりますか?
まだ変わらないよ。ローカル変更、動作確認、本番への転送は別の段階。次の記事で最初のページを作り、その後に配備方法を選ぼう。
コピーが正しいか五つの証拠で確認する
- 公開URLと対象ドメイン名が一致する。
- WordPress特有の主要フォルダがある。
- 使用中テーマまたは子テーマの候補がある。
- 取得日時と変更前バックアップを記録した。
- サーバーとローカルの主要ファイル数・容量を比較した。
ファイル数が完全一致しない場合でも、転送ソフトの非表示ファイル、キャッシュ、ログなど理由があるかもしれません。差を無視せず、何が不足しているか確認します。
この段階ではまだ本番へ戻さない
この記事の完成条件は、Codexがローカルの作業用コピーを読み、変更元候補を説明できることです。本番アップロードや公開はまだ行いません。
| 状態 | 完了していること | 未実施 |
|---|---|---|
| 接続情報確認済み | 公式方式と対象パスを確認 | ファイル変更 |
| ローカルコピー取得済み | 対象ファイルをPCへ保存 | 本番反映 |
| Codex構造確認済み | テーマ等の候補を報告 | 実装・公開 |
| 作業準備完了 | 禁止事項と戻し方を記録 | 最初のページ作成 |
サーバー環境がまだない場合
この記事は既存サーバーの公式接続機能を確認して使います。これから公開環境を用意する人だけ、ファイルマネージャー、FTPS、SSH、バックアップの提供条件も確認してください。
エックスサーバー
向いている人: WordPress公開環境をこれから用意し、ファイルマネージャー・FTPS・SSHなどの公式手順を確認したい人。
不要な人: すでに安全なローカル作業環境と本番反映手順がある人は契約・乗り換え不要です。
注意点: Codexとは別契約です。利用できる接続方法と料金は申込当日の公式情報で確認してください。
公式の接続機能を確認する広告・PRを含みます。
よくある質問
公開URLだけでCodexはファイルを編集できますか?
できません。公開画面の閲覧と、変更元ファイルへのアクセスは別です。ローカル作業フォルダ等を用意します。
FTP・FTPS・SFTPは同じですか?
異なります。暗号化方式や接続方法が違うため、利用中サーバーの公式対応方式、ポート、設定を確認してください。
Codexを本番サーバーへ直接つないでよいですか?
完全初心者はまずローカルコピーで構造を確認する方が安全です。直接操作が必要なら、対象、権限、バックアップ、停止条件を限定します。
public_htmlを全部Gitへ入れますか?
目的によります。自作テーマ・プラグインを中心にし、wp-config.php、uploads、cache、backupなどを別管理する設計を検討します。
.gitignoreへ書けば秘密情報は消えますか?
すでに履歴へ登録した情報は自動で消えません。最初の登録前に対象を確認し、漏えい時は鍵やパスワードの無効化も必要です。
SSHが一番便利ですか?
高速で強力ですが、誤操作の影響も大きい方法です。場所とコマンドを理解するまでは、見える転送方法から始める選択肢があります。
ファイルだけコピーすればWordPressを再現できますか?
記事や設定はDBにあるため、完全再現にはDBも必要です。テーマ調査など目的を限定すれば、ファイルだけで始められる場合があります。
コピー取得後すぐ本番へアップロードしますか?
しません。構造確認、変更、ローカルまたは検証環境での確認、本番反映を分けます。
公開URL、サーバー上のWordPress、パソコンの作業フォルダが別だと分かりました。まずコピーを読んでもらうところまで進めます。
それが安全なスタートだよ。ファイルの場所と役割が分かれば、Codexへの依頼も具体的になる。
次はこの作業用コピーで、最初のトップページを一つ作ってみたいです。
次は調査、構成、変更、表示確認までを一周しよう。本番へ戻すのは合格してからだよ。
次はローカルコピーで最初のページを作る
本番を直接編集せず、WordPressの作業用コピーをCodexが読める状態になりました。これで、どのテーマやCSSを変えるか根拠を持って判断できます。
ファイルコピーだけでブラウザ表示できない場合は、先に WordPress StudioでDB込みのローカル環境を作る手順 を進めてください。 表示環境が整ったら、 Codexで最初のWordPressトップページを作る実践 では、表示元の調査、入口部分の変更、PC・スマホ確認までを一周します。ローカル変更と本番公開を混ぜず、一工程ずつ進めます。