FileZillaでWordPressサーバーへ接続するには、契約サーバーの管理画面でFTP情報を確認し、FileZillaの「ファイル」→「サイトマネージャー」へホスト名・プロトコル・ユーザー名・パスワードを登録します。 接続後、右側のリモートサイトにWordPressのフォルダーが表示されれば成功です。
この記事では、推測で入力しやすい「サイトURL」「管理画面のユーザー名」と、実際に必要なFTP情報を切り分けます。接続できない時も、表示されたエラーから直す場所を判断できます。
WordPressの情報とFTP情報は別物
| 情報 | 使う場所 | 例 |
|---|---|---|
| WordPressユーザー名 | /wp-admin/ のログイン | mika_editor |
| FTPユーザー名 | FileZilla | サーバーIDや作成したFTP名 |
| サイトURL | ブラウザ | https://example.com/ |
| FTPホスト名 | FileZilla | 契約先指定のサーバー名 |
| WordPressパスワード | 管理画面 | 設定時に決めた値 |
| FTPパスワード | FileZilla | サーバー契約時またはFTP作成時の値 |
同じ文字列を設定している場合でも、役割は別です。WordPressのユーザー名をFileZillaへ入れても、通常は認証されません。FTPパスワードが分からない時は、過去メールから推測せず、サーバー管理画面でFTPアカウントを確認または再設定します。
接続前に用意する5項目
- FTPまたはSFTPのホスト名
- 選択するプロトコル
- FTPユーザー名
- FTPパスワード
- 接続後に開く公開フォルダー
プロトコルは契約サーバーの案内を優先します。「SFTP(SSH File Transfer Protocol)」が利用でき、接続先や認証方法が案内されているならSFTPを選びます。案内がFTPまたはFTPSだけなら、その指定に合わせます。SFTPとFTPSは名前が似ていますが別の方式なので、自己判断で置き換えません。
WordPressのパスワードを使うわけではなかったんですね。ひとつのサイトだから全部同じ鍵だと思っていて、ちょっと恥ずかしいです。
そこに気づけたのはいいね。玄関がWordPress管理画面、裏口がFTPと考えると、入口ごとに鍵が違うと分かりやすいよ。
SFTPの方が安全そうだから、案内に書いていなくても選びたくなりました。でも使えるか分からないまま選ぶのは、やっぱり危ないですよね。
そうだね。安全という言葉だけで決めず、契約先が対応している方式とポートをそのまま使おう。残る迷いは管理画面の表示で解けるよ。
FileZillaのサイトマネージャーへ登録する
- FileZillaを起動する
- 上部メニューの「ファイル」→「サイトマネージャー」を選ぶ
- 「新しいサイト」を押し、サイト名が分かる名前を付ける
- 「一般」タブのプロトコルを契約先の案内に合わせる
- ホストへFTPサーバー名を入力する
- ポートは案内がある時だけ入力する
- ログオンタイプを案内に合わせ、ユーザーとパスワードを入力する
- 「接続」を押す
「ホスト」には
https://
を付けません。独自ドメインがFTPホストとして案内されていない限り、
example.com
を推測入力せず、サーバー会社が表示するホスト名を使います。ポート欄は方式により異なるため、数字を暗記して決めず公式画面を優先します。
初回接続で証明書やホスト鍵の確認が出た場合は、表示されたホスト名が自分の接続先と一致するか照合します。分からないまま恒久的に信頼せず、契約先のマニュアルに掲載された確認方法へ戻ります。
接続後にWordPressの場所を見つける
画面左が自分のパソコン、右がサーバーです。右側に
wp-admin
、
wp-content
、
wp-includes
が同じ階層で並べば、WordPressの設置場所を開けています。サーバーによっては、独自ドメイン名のフォルダー、
public_html
、
www
などを順に開きます。
似たフォルダーが複数ある時は、サーバー管理画面の「公開フォルダー」「ドキュメントルート」と照合します。見つからないからとフォルダーを新規作成したり、別サイトのフォルダーへ上書きしたりしません。
接続できたのに、右側に英語のフォルダーがたくさん出てきました。どれが私のWordPressか分からなくて、上から順に開いてしまいそうです。
接続成功と正しいサイトを開いたことは別なんだよ。管理画面に書かれた公開フォルダーと同じ名前を探し、その中で三つのwpフォルダーが並ぶか確認しよう。
wp-contentを見つけたら、テーマを直すためにすぐファイルをドラッグしてもいいですか?間違った場所へ落とした時に戻せるのかも心配です。
最初は何も移さず、場所の確認だけにしよう。変更する時は対象ファイルをパソコン側へ複製し、移動ではなく必要な一ファイルだけを転送すれば戻しやすいよ。
接続できない時はエラー別に確認する
| 表示・症状 | 最初に確認 | 直し方 |
|---|---|---|
| ホストを解決できない | ホスト名の綴り | https://や空白を除き、管理画面から再コピー |
| 認証に失敗 | FTPユーザー名とパスワード | WordPress情報との取り違えを直す |
| 接続がタイムアウト | 方式、ポート、接続制限 | 公式指定へ戻し、IP制限や利用設定を確認 |
| 接続したがファイルがない | 初期フォルダー、権限 | 一つ上へ戻り、公開フォルダーを照合 |
| 一覧取得で止まる | 転送モード、ファイアウォール | 公式案内のパッシブ設定等を確認 |
設定を何度も上書きする前に、FileZillaの上部ログを読みます。「530」は認証、「Connection timed out」は接続経路、「Could not resolve host」はホスト名の可能性が高い、というように、エラーが起きた段階を分けます。パスワードを連続試行すると制限される場合があるため、二度失敗したら管理画面で値を確認し直します。
FTP情報を確認しやすいサーバーを選ぶ
すでに契約中のサーバーでFTP情報を確認できるなら、この記事のために乗り換える必要はありません。これから契約する人は、FTPアカウント、公開フォルダー、接続方式を公式マニュアルで確認できるかも比較材料になります。
エックスサーバー
向いている人: サーバーパネルでFTPアカウントとWordPress設置先を確認したい人
利点: サイト単位の設定と公開先を管理画面からたどれます。
不要な人: 現在のサーバーで必要情報を問題なく確認できる人は乗り換え不要です。
注意点: 契約サーバーごとのFTP制限と接続方式を公式案内で確認してください。
料金: 期間やキャンペーンで変動するため申込画面で初回総額と更新額をご確認ください。
エックスサーバーの接続環境を見る
ロリポップ!
向いている人: FTP情報と公開フォルダーをマニュアルで確認しながら進めたい初心者
利点: Web管理画面とFTPソフトの両方の入口を選べます。
不要な人: FTPを使わず管理画面だけで作業が完了する人には必須ではありません。
注意点: プランや設定により利用できる機能を事前確認してください。
料金: プラン・期間・特典で変わるため公式申込画面で最新条件をご確認ください。
ロリポップのFTP対応を見る広告・PRを含みます。料金・特典は各社公式ページで最新条件をご確認ください。
よくある質問
FileZillaを接続しただけでサイトは変わりますか?
接続して一覧を見るだけなら変わりません。アップロード、削除、名前変更、権限変更をした時にサーバー上の状態が変わります。
パスワードはFileZillaへ保存してよいですか?
共用パソコンでは保存を避けます。自分の端末でもOSのログイン、暗号化、FileZillaの保存方式を確認し、不要になった接続情報は削除します。
wp-contentだけ見えれば成功ですか?
同名フォルダーは複数サイトに存在します。独自ドメインの公開フォルダーと一致し、wp-admin、wp-content、wp-includesがそろうことまで確認します。
最初は空欄を全部埋めないといけないと思っていました。サーバーの管理画面にある値だけを使い、接続後も三つのwpフォルダーを見ると分かって、少し落ち着きました。
推測せず情報を照合できたのが一番いいね。接続することとファイルを変更することも分けられたから、焦らず確認できるよ。
まだファイルを触る時は緊張しそうです。最初は場所を見るだけにして、変更するファイルを一つずつ確かめたいです。
それで十分だよ。正しい接続先、正しい公開フォルダー、変更する一ファイル、この三つを確認してから動かそうね。
まとめ
FileZillaではWordPressログイン情報ではなく、契約サーバーのFTPまたはSFTP情報を使います。サイトマネージャーへ公式表示の値を登録し、右側で対象ドメインの公開フォルダーと三つのwpフォルダーを確認すれば接続完了です。失敗時はログを見て、ホスト名、認証、方式・ポート、公開フォルダーの順に切り分けてください。